前回、包茎手術商法についてお話をさせていただきましたが、今日は「アンチ包茎手術商法」というものについて解説していきたいと思います。
最近は、この「包茎手術商法」を逆手にとって、この「アンチ包茎手術商法」を利用している人たちも増えています。
包茎で悩んでる方や包茎手術を検討している方は注意してください。
「アンチ包茎手術商法」とは?
まず「アンチ包茎手術商法」とは、どんなものかというと「包茎手術を必要以上に徹底的に否定して、それによって自分のブランディングや信頼性を上げたりしているやり方」のことです。
アンチ包茎手術商法という名前はリョータローがつけたネーミングですが、要するに包茎手術商法を逆手にとって、自分のメリットのためにやっているところがポイントです。
何年か前から、包茎手術商法が流行ったせいで、包茎手術専門のクリニックなどに、非難の声があがりました。
これは、実際に被害に遭われた患者さんもけっこういたので当然のことと思います。
しかし、これを利用して、必要以上に包茎手術のデメリットをアピールする人たちがでてきました。
包茎手術によるメリットは一切言わず、マイナス面だけを伝えて包茎手術を行うクリニックをたたいているのが、このアンチ包茎手術商法の特徴です。
アンチ包茎手術商法をしている人たちってどんな人?
なぜこんなことをしている人がいるかと言うと、その本人の利益やブランディング構築、信頼性アップにつながるからです。
例えば、どんな分野の人でもそうだと思いますが、
とはっきり態度を示してくれる人って、「信頼できそうだな人だな」って思いますよね?
そのため、包茎手術をメインで行なっていない医者などが、このアンチ包茎手術商法を行っている場合があります。
なんてことを言えば、当然、包茎手術を受けに来る患者はいなくなりますが、その他の病気で悩んでる患者さんからすれば、信頼がおける先生だって思ってもらえます。
そのため、それを計算してやってる人たちもいるわけです。
また、包茎というのはカラダのコンプレックスですから、その部分をダメ出しするよりは、肯定してあげた方がその人の好感度があがります。
同じカラダのコンプレックスである「ハゲ」とか「デブ」とかもそうですよね?
という人より、
という人の方がいいですよね?
そのため包茎を肯定してあげて、自分のブランディングを高めたり、好感度を上げようとしている人もいます。
最近増えている人でいうと、ユーチューバーなどですかね。
チャンネル登録数を増やす上で、ブランディングや好感度アップが大事なので、企業や業界を悪にしたてて、コンプレックスを持つ視聴者サイドに徹底的に立つ方もいます。
たとえば、
などと、声高にいうと目立ちますし、またフォローさんからも称賛されやすいので、ついつい過激に言ってしまうみたいですね。
その子の仮性包茎の考え方は、そもそも「綺麗にしていれば問題はないけど、やはりムケチンに比べると不潔になりがちなので、剥けているには越したことがない」という考えでした。
ただ、たまに仮性包茎のお客さんから、
と聞かれたとき、素直に、
とは言えないって言ってました。
もし言ってしまうと、そのお客さんは次回からお店に来てくれないだろうし、やっぱり自分のイメージが悪くなるから言えないと言ってました。
やはり、体のことに対して否定的なことは言いにくいので、剥けている人に対しても、嫌な人に思われるからあまり言えないとのことでした。
もちろん包茎手術を否定する人の中には、自分の利益のためではなく、本当に「手術は必要ない」と考えて言っている人もいます。
ただ、このように打算や自己利益のために言っている人たちも一定数いるわけです。
ここらへんの構図は、
「仮性包茎の手術はしなくてもいい」って言うから、問題ないんじゃないの?
と考える方もいると思います。
でも、仮性包茎の手術だけを否定している人の中にも、アンチ包茎手術商法をしているという方はいます。
その点について、仮性包茎のデメリットを「実用面」と「精神面」に分けて説明しますね。
仮性包茎のデメリット~実用面
そもそも、仮性包茎は、
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不潔になりやすい
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病気になりやすい
などの実用面で言うと、手術の必要性は意見が分かれます。
医学会でも、
という医者もいれば、
という方もいます。
ただ、どちらかというと、後者の方が多いかもしれません。
そのため、一般的に仮性包茎の場合、真性包茎と違って、必ずしも手術が必要ではないと言われているわけです。
ただし、下記の記事でも紹介しているとおり、仮性包茎にまったくデメリットがないわけではありません。
また、清潔にしていてもHIVなどの病気にかかりやすいなどのデータもあります。
それなのに、アンチ包茎手術商法をしている人たちは、「仮性包茎のデメリット」はほとんど伝えず、「包茎手術のデメリット」ばかり伝えているんです。
利己的なアンチ包茎手術商法ではなく、本当に「仮性包茎の手術は必要ない」と考えて包茎手術を否定している方は、
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包茎手術の「メリット」と「デメリット」
-
仮性包茎でいることの「メリット」と「デメリット」
の両方を伝えた上で、仮性包茎の手術はしなくても大丈夫という方が多いと思います。
でも、ブランディングや信頼性アップを目的にやっている利己的な方たちは、ただひたすら「包茎手術のデメリットだけ」を伝えて非難してるわけです。
1番大事なことは、
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包茎手術のメリット・デメリット
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仮性包茎でいることのメリット・デメリット
の、それぞれをちゃんと提示して、相談者に考えてもらうことだと思います。
包茎手術商法をしている人たちが、包茎手術のメリットや仮性包茎のデメリットばかりを伝えているのと、ある意味おなじなわけです。
仮性包茎のデメリット~精神面
上記は実用面の話ですが、もう1つ大事なことは、アンチ包茎手術商法の人は患者の精神面を無視しているということです。
仮性包茎は、どうしてもムケチンに比べると、劣っているというイメージがあるため、精神的なコンプレックスを抱えている男性が少なくありません。
しかし、
「包茎手術のマイナスイメージは、作られたものだから気にする必要はない。
だから、コンプレックスを感じるべきではない」
と一方的に言うだけで、その人の内面の気持ちを無視しているんですね。
しかし、下記記事にもあるとおり、包茎をコンプレックスに感じるのはいい悪いは別にして、決して不自然なことじゃないです。
それに本当に包茎で悩むの人のことを思えば、その点についてもフォローすべきだと思います。
『顔がコンプレックスで美容整形をする人』『体重を気にして脂肪吸引する人』などとおなじなのに、コチラを非難する人はそんなにいないですよね?」
本気で悩んでる人からしたら、まわりの人から
とか言われても、それでコンプレックスは解消されないですよね?
包茎もこれと一緒だと思います。
それに、よくよく考えると、必要性でいえば仮性包茎の手術の方が上ですよね?
顔や体重(よっぽど太っている場合は除く)はそのままでも、健康上・実用上問題ありませんが、仮性包茎はお伝えしているとおり、多少のデメリットがあります。
また、手術の費用やリスクの高さも、包茎手術の方が圧倒的に低いです。
顔の美容整形や脂肪吸引だと、最悪の場合、死亡するケースもありますからね。
「アンチ包茎手術商法」に騙されないためのポイント
「アンチ包茎手術商法」は、「包茎手術商法」に比べると、正直見抜くのが難しいと思います。
なぜかと言うと、包茎手術の場合は営利目的なので、基本的には包茎手術を行う病院などがやっており、見分けがつきやすかったんですね。
ところが、アンチ包茎手術商法の場合は営利目的だけに限らず、その本人のブランディングや信頼性アップなど、いろいろな目的があります。
また、やってる人も医療関係者だけではありませんし、分かりづらいのが特徴です。
それに、利己的な理由ではなく、本当に
と考えていて、純粋に患者のことを思って言ってる方もいます。
そのため判断が難しいですが、下記のポイントが、アンチ包茎手術商法に騙されない上で大事なことになると思います。
【騙されないポイント1】偏った意見を言っていないか確認する
まず1つ目は、偏った意見を言っていないか確認するということです。
アンチ包茎手術商法を行って、「手術は不要だ」と言っている人は、決して患者のことを考えて言っているわけではありません。
「手術をさせないように誘導したいだけ」なので、公平な情報提供はしません。
上述したとおり必要以上に包茎手術のデメリットだけを伝えてきます。
また、仮性包茎でいることのデメリットは一切言いません。
ひどい場合は、手術をさせないように誘導するために、まったく逆のことを平気で言ったりします。
たとえば、
と言ったかと思うと、別の患者には、
みたいな感じですね。
本当に公平な立場に立って、仮性包茎の手術は必要ないと考えてる方は、患者のことを思ってくれていますので、
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包茎手術のメリットとデメリット
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仮性包茎でいることのメリットとデメリット
をちゃんと伝えます。
その上で、
などと言ってくれます。
また、一人ひとりの患者のことをきちんと見てくれる人であれば、ひとまとめに包茎手術を否定するのではなく、
など、患者の状態・悩みに応じて、包茎手術を勧めるケースがあるはずです。
一方的に包茎手術を否定するのは、一方的に包茎手術をすすめてくる包茎手術商法と変わらないので、注意が必要です。
【騙されないポイント2】自分で情報を学び、手術の目的を振り返る
騙されないための第2のポイントは、
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自分で包茎に関する情報を整理する
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自分は何が問題で手術を検討しているのか考える
ことです。
上述したとおり、包茎手術にはメリットとデメリットがありますし、仮性包茎でいることにもメリットとデメリットはあります。
その中で、自分は何が気になって手術をしたいと考えているのか、振り返ってみてください。
人それぞれ気にするポイントが違ってきますので、一口に仮性包茎といっても、手術をした方がよい場合もあれば、手術しなくてよい場合もあります。
なので、きちんと自分の中で情報を整理して、自分の場合は手術をした方がいいのか、しなくてもいいのか判断することが大事です。
リョータローの場合は、仮性包茎でもきちんと洗っていれば、病気に関してはそんなに問題はないと分かっていました。
でも、
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早漏気味であった
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精神的なコンプレックスがあった
ため、手術を決断しました。
「アンチ包茎手術商法」のまとめ
以上、「アンチ包茎手術商法」の説明でした。
仮性包茎の手術を推奨しない方も、多くは利己的な理由ではなく、本心からだと思います。
ただ、「包茎手術商法」と同じで、一定数は利己的な理由でやっている人もいるので、あなたも情報は鵜呑みにしないようにしてください。
アンチ包茎手術商法とは
自分の利益やブランディングを目的に、包茎手術を必要以上に否定する手法。
「アンチ包茎手術商法」に騙されないためのポイント
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偏った意見を言っていないか確認する
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自分で情報を学び、手術の目的を振り返る