まず始めに電話相談をしたのは、第1候補の病院でした。
当時、携帯電話のなかったリョータローは自宅でかけて家族にバレるのを恐れ、わざわざ外の公衆電話から電話をかけました。
もちろん、人気が少なく、ボックスで仕切られているタイプの公衆電話です。
いざ、ボックスに入り、ダイヤルをしようとしても、かなり時間がかかったのを覚えています。
恥ずかしさが強くて、なかなか、かけられないんですよね。
病院に電話をかけたら、なんと相手は……
でも、いつまでもボックスの中にいたら、いつ電話をかけようとする人がくるかもしれないし、勇気を出して、病院に電話をかけました。
ところが、トゥルルルルー、ガチャっと鳴ったあと、
と対応してくれたのは…、
女性でした!
じつは当時は「オール男性スタッフ」で対応してくれる病院は少なく、手術中は男性のみだけど、電話応対・受け付けなど、事務的なことは女性スタッフが行うという病院が多かったんです。
ただ、広告には
みたいに書かれていたので、リョータローはすべて男性スタッフが対応してくれるものだと思い込んでいました。
当然、電話も男性スタッフが行うものと思っていたため、驚いたリョータローはそのまま電話をガチャ切りしてしまいました…(汗)
って思いました。
女性に包茎とバレたくないから手術を受けるのに、何で(病院スタッフとはいえ)女性に
ってカミングアウトしないといけないんだー! と。
仕方なく、第1候補はいったん保留にして、第2候補の病院にかけることにしました。
…ところが、こちらも同じなんですね。
いきなり女性が出てきて、
リョータロー、またガチャ切りしてしまいました(汗)
結局、この日はどうしても女性に相談するという踏ん切りがつかず、そのまま家に帰ることにしました。
次の日に再度電話をする
ただそう言っても、この壁を超えなければ包茎は治らないし、時間が経てば経つほど苦しくなります。
そんなわけで、翌日改めて外の公衆電話に行き、電話をかけることにしました。
この日は、自分の中で覚悟は決まっていましたし、女性が出ても絶対に切らないというつもりでかけました。
ところが……、
応答してくれたのは、男性スタッフだったんですね!
どうやら、「電話対応は女性スタッフ」と決まっているわけではなく、電話対応には男のスタッフも女のスタッフもいるという状態だったようです(昨日、かけたときは、たまたま女性スタッフが出ただけらしい)。
とりあえず、一安心したリョータローは手術のやり方や傷痕はどれくらい残るのかなど、いろいろ質問をして、結局そのままカウンセリングの予約をしました。
もう1件の病院にも、電話相談だけしようかなとも思いましたが、今回の病院の対応がよかったのもあり、とりあえず先にカウンセリングを受けてからにしようと決めました。
もし、カウンセリングでよくないと分かれば、そのとき、もう1件の病院に電話相談しても遅くないですしね。
何より、また外の公衆電話で包茎の相談をするのがイヤだったんですよね…。
下手したら、女性スタッフが対応するかもしれないと思ったら、なおさらね。
というわけで、カウンセリングのアポをとった病院に後日、行くことになりました。